2018/8/12~15に家族旅行でソウルに行った記事ですが、昌徳宮を見学し、後から調べると日本の皇室から大韓帝国の皇太子に嫁がれた方子様がお暮しになられた場所であること。
方子様は戦後、韓国に帰化されて遅れていた韓国の障害者教育に全力を注がられたそうです。
日帝悪し憎しばかりでなく、日本と韓国の拘りについて、日本と日本人が持ち込んだ善行をもっと韓国の人にも知ってもらいたいと思いました。

韓食ビュッフェで、お腹いっぱいになり散策を兼ねて仁寺洞から昌徳宮まで歩いて行ってみました。
宗廟と並んで、ソウル市内にあるユネスコ世界文化遺産に1997年に指定されている李氏朝鮮の宮殿遺跡です。
1412年当初の建築の昌徳宮の正門、敦化門(トンファムン)。
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仁政殿に入る大門の仁政門。
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仁政殿は宮廷内外の儀式が執り行われた政殿です。
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中国王朝の冊封国として建国された李朝の宮殿だけに北京の故宮同様の様式なんでしょう。
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官僚(李氏朝鮮では両班)の官位順に並ぶ石畳。
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歴史をここで細かく書きはしませんが、豊臣秀吉が朝鮮出兵した文禄・慶長の役で敦化門を除き全焼(朝鮮民衆が混乱し略奪と放火で)し、1609年に復元。
現在の仁政殿は1804年に再建されたものだそうです。IMG_8890

故宮と同様に政殿中央に王座が。
李朝最後の王である純宗が大韓帝国の皇帝に即位するのも、仁政殿で執り行われた。
1910年の日韓併合後も李王となった純宗の住居と使われた昌徳宮。
王座の周りのシャンデリアは、この頃に設置されたものの様。
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宣政門は宣政殿に入る門。
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宣政殿は王が日常の政務を行った場所。
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煕政堂は王と王妃が暮らした場所。
最後の李王の純宗はここで亡くなったそう。
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とても美しい建造群です。
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ごめなさい、建造物を失念。
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政務を執る場所から外れると建築様式が変わり、シンプルな木造建築に煉瓦積み等が組み合わさってるんでしょうか。
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この壽庚斎は日本の皇室の梨本宮から大韓帝国最後の皇太子李垠に嫁いだ方子様が、戦後、韓国に帰国され過ごされた場所の楽善斎に連なる建物。
方子様は戦後、韓国初代大統領の李承晩に日本から韓国への帰国を妨げられたそうですが、その後に大統領になった朴正煕の計らいで帰国、帰化し障害児教育に取り組んだそうだ。
今の韓国政府は何でも反日に繋げるが、こういうことまで左派だ保守だの政争で風化されないことを願いたい。
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