今年は日韓国交正常化50周年なんだそうです。
残念ながら現状の日韓交流はまったくといって良いほど好転していません。
すべてを日本人の立場からすれば受け入れられませんが、政治問題がそのまま日韓交流に影響しているのは事実で、韓流ブームで友好的になった韓国観もヘイトスピーチやネガティブな発言で韓流ブームが始まった2003年前に戻ったかのような印象もあります。
そんな小生の生まれた東京オリンピック前後の世代は正直、韓国という国には近くても遠い国と近寄りがたい国と今でも思っている方も多く見受けられます。
その辺のところは以前の記事に書きましたんで、よかったらご覧ください。


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嫌いな物を好きになる必要はありません。
ただ、食わず嫌いの人がどれだけいるのか?
日韓だけではなく友好とはお互いの国を行き来し見聞きすることに尽きると思います。
行き来してる間にお互いを知り、間違ってたことがあれば声になり歩み寄って行く努力に変わるのではないでしょうか。
日本でもヘイトスピーチが出るように韓国でも過激な対日スローガンを見ることがあります。
ただ、これが国民同士の総意では無い事。
小生は一人でソウルや釜山に何度も旅をしていますが、嫌な思いをしたことって本当に少ない。
むしろ良い思い出のほうが多いぐらいです。

そんな思い出の一つを紹介します。
小生の一人旅は韓国の大衆料理を食べ歩くというか呑み食べ歩くことなんですが、そんな中でも一番の思い出は麻浦(マポ)のチョッパルのお店での出来事。
一人ぶらりと入ったチョッパル横丁のお店。
このお店ではアジュンマが気遣ってくれて食べきれないほどの料理を追加してくれたり、日本語は話せない大学生のバイト君が英語でいろいろと話をしてつきあってくれたりと韓国ならではのおもてなしを受けたのでした。
大勢のお客で賑わう韓国の酒場。
韓国では一人客は珍しいのですが、日本人の少ないローカルなお店で日本語も喋れないお店の人と韓国語を喋れない旅行者でもお互いが踏み出せば仲良くなれるんです。
その時の記事はこちらでお読みください。


厳しい環境で迎える日韓50周年。
ただ、これからは良いも悪いも情報を自ら集め選択できる世代が引き継いで行く時代。
小生の娘も昨年、文科省の日韓高校生交流に全国から選ばれた一人として参加させていただきました。
100周年に向けて時間も努力も必要ですが、日韓を行き来し見聞きすることが更なる日韓友好に繋がるものと信じます。