早いもので4月より活動を開始した韓国観光応援団もはや9回目のミッション。
今回のお題目は「私が想像する2015年の韓国観光とは?」。
ところで韓国旅行好きの皆さん、韓国観光公社のブランドロゴが変わったのはご存知ですか?
韓国観光公社の新しいロゴ「Imagine your Korea」は公社のWebを見ると韓国の活気に満ちたショッピング街、魅力的で創造的な文化コンテンツなど、韓国の様々な観光資源を観光客の視点から表現したフレーズなんだそうです。
チマチョゴリの袖がウエルカムを表現してるんでしょうか?
いいデザインだと思います。
SLOGAN
残念ながら、日韓を取り巻く環境は新しい年も劇的変化は期待できないものになりそうです。
実際に今年も3回訪韓しましたが、日本人渡航者の減少は目を見張るものがありました。
日本からの観光客の激減は日韓関係からの嫌韓ムードだけではなく円安ウォン高も大きく影響してるものなのでしょう。
また、渡航者減で日韓を結ぶ各航空会社の定期便減数も気になります。

課題は、二つあります。

ひとつは日韓を結ぶ定期便の減少にどう対応するかなのだと思います。
実際、ソウルの街や釜山といった都市部では関西圏からの渡航者が目立ちます。
これは、ピーチといった日本のLCCの定着の成果だと思います。
「安近短」が韓国へ行ってみようという誰もが最初に思う視点だったと思います。
韓国観光公社は1000人規模の日本の旅行関係者を招待し、韓国のプロモーションを行ったそうですが、何よりも日系LCCを安く、多く飛ばしてもらうことに注力するべきだと考えます。

ふたつめは地方にリピーター含め、どう誘導するかだと思います。
ショッピング大国であっても円安となり韓国での買い物の魅力は確実に減少してます。
美容含め女性集客を中心にしたプロモーションだけでは新しい層を掘り起こせないはずです。
円安でも、韓国の食事は日本に比べ安いですし、韓国国内の交通費も日本より割安です。
この利点を活かしつつ、地方のグルメと名勝地に誘客する努力を再考して欲しいです。
数年前にソウル発で各地に無料で出していたツアーバスは有効なプロモーションだと思います。

今年、済州自治道様のお招きで済州島を訪れる機会を得ました。
魅力ある島も、成田からの便は大韓航空だけで機材の縮小から始まり減便、そして3月からは運行休止になるそうです。
済州島には直行では関西からしか行けなくなるのです。
素晴らし観光資源があっても足が不便であれば自然と足は遠のきます。
何故、済州ベースの済州航空が日韓線で済州島を繋げてないのかも気になります。
一にも二にも、小生の考える2015年の韓国観光は日韓を結ぶ足の確保。
そこから繋げる地方への誘客。
この二つ無しに考えられません。

まだまだ韓国の良いところが地域、人情も含め日本には伝わりきってないなと思います。
小生の知人も含め多くが昨今の情勢等から嫌韓ムードが強いのが事実です。
イチ旅行者目線ですが、新しい年も拙ブログを通して、少しでも日韓の架け橋のお役に立てれば幸いです。
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(2014/10 済州島にて)